英ポンド週間見通し:下げ渋りか、都市封鎖措置の早期解除への思惑も

2021年2月6日 14:30

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記事提供元:フィスコ


*14:30JST 英ポンド週間見通し:下げ渋りか、都市封鎖措置の早期解除への思惑も
■強含み、金融政策を巡る思惑でポンド買い

今週のポンド・円は強含み。米ドル・円相場が円安方向に振れたことや、英中央銀行が早い時期にマイナス金利を導入する可能性は低いとの見方が広がり、リスク回避的なポンド売りは縮小。一時144円台後半までポンド高・円安が進行した。欧米諸国の株高もポンド買い・円売りを促す一因となったようだ。取引レンジ:142円84銭−144円89銭。

■下げ渋りか、都市封鎖措置の早期解除への思惑も

来週のポンド・円は下げ渋りか。英中央銀行の金融政策は当面変更なしとの見方が広がっている。緩和的な金融政策は長期間維持される見込みだが、英国における都市封鎖措置の早期解除への期待が広がっており、リスク回避的なポンド売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・12日:10-12月期国内総生産(7-9月期:前年比-8.6%)
・12日:12月鉱工業生産(11月:前月比-0.1%)

予想レンジ:143円50銭−145円50銭《FA》

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