NY金は1800~1850ドルレンジでもち合いか サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

2021年2月5日 09:57

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記事提供元:フィスコ


*09:57JST NY金は1800~1850ドルレンジでもち合いか サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY金についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、NY金について、『2月に入って金相場は軟調な展開が続いている。これはドルが対ユーロで上昇したためドル建て金に割高感が強まって売られていることが原因だろう』と述べています。

『2020年のユーロ圏の実質GDP速報値が、季節調整済みで前年比6.8%減少し、7年ぶりのマイナス成長となったことが背景にある』とし、『昨年第4四半期(10~12月)GDPは市場予想ほど悪くなかったものの、ロックダウンの延長や新型コロナウイルスワクチン普及の遅れも懸念されている』と伝えています。

一方で、『世界的に株価が上昇していることも安全資産である金には重石になっている。新型コロナウイルス感染への懸念が薄らぎ、ワクチン普及による経済活動正常化への期待感もあり米長期金利が1.14%まで上昇した。金利のつかない資産である金相場には足枷になった』と説明しています。

続いて、『金現物投資は低下傾向にあり、金投資回復にはやや時間がかかりそう』と述べています。

シカゴ連邦準備銀行のエバンズ総裁は、『物価は今春に改善すると見込みだが、21年のインフレ率は1.5~1.75%にとどまると分析し、インフレ目標の到達である2.0%にはより懸念を持っていると述べた』と伝えています。

そして、『金相場がインフレ懸念から上昇に向かうにはまだ先のようだが、米連邦準備制度理事会による長期の金融緩和策に加え、バイデン政権の大型経済対策による追加緩和が金相場をサポートする見込み』と見解を伝えています。

NY金は、『当面、1800~1850ドルのレンジでのもち合いとなり値固めしそうだ』と考察しています。


参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の2月4日付「NY金は1800~1850ドルレンジでもち合いか」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜《FA》

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