ソフトマックスは反発の動き、21年12月期収益拡大期待

2021年1月28日 08:55

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ソフトマックス<3671>(東マ)は、Web型電子カルテシステムを中心とする総合医療情報システムの開発・販売・導入支援・保守を展開している。20年12月期増収増益予想としている。21年12月期も収益拡大を期待したい。株価は10月の昨年来高値圏から反落して水準を切り下げる形だったが、調整一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■総合医療情報システムを展開

 Web型電子カルテシステムを中心とする総合医療情報システムPlusUs(プラサス)の開発・販売・導入支援・保守を展開している。

 19年12月期末時点のPlusUs電子カルテ・オーダ稼働数は210病院だった。九州を地盤として東日本エリアでの事業基盤拡大を推進している。20年11月には北海道地方での事業展開を視野に入れて札幌営業所を開設した。またAIを活用した次世代システムの開発を推進している。

■20年12月期増収増益予想

 20年12月期の連結業績予想は、売上高が19年12月期比2.7%増の44億50百万円、営業利益が3.5%増の4億20百万円、経常利益が8.7%増の4億66百万円、純利益が5.1%増の2億84百万円としている。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比4.7%減の27億25百万円、営業利益が28.3%減の1億89百万円だった。受注は9.4%増(システムソフトウェアが5.5%増、ハードウェアが18.1%増)と順調だったが、新型コロナウイルスに伴う医療機関の入館規制等でシステムソフトウェアの導入遅延が発生したため減収減益だった。

 第3四半期累計の進捗率は低水準だが、第3四半期に発生した導入遅延は第4四半期に導入完了して売上計上の見込みとしている。また院内での感染防止対策として、電子カルテなど非接触型の医療情報システムに対するニーズが高まっている。21年12月期も収益拡大を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は10月の昨年来高値圏から反落して水準を切り下げる形だったが、調整一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。1月27日の終値は1300円、時価総額は約77億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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