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今回は、英語のライティングでなるべく避けたい単語についてお伝えする。これを避け、代わりの表現を使うことで、たとえば試験なら、あなたの表現力の豊かさをより確実にアピールできるだろう。もちろん日常の会話にも取り入れられるので、ワンパターンの繰り返しから脱したい人は注目だ。
【こちらも】英語のライティング力を確実に向上させる4つのステップ
■「very」はなるべく使わない
物事の程度を表現する副詞に「very」という単語がある。英語を習いたての子どもでも知っている日本人には非常に馴染みのある単語だが、英語をアウトプットする時には(特にライティングの試験)なるべく使わないことをおすすめしたい。なぜなら、「very」は他の単語の意味を強めるだけで、それ自体ではほとんど何も伝えていないからだ。
■「very」を別の表現に置き換える方法
たとえば、「She was very scared by the very loud noise.」という文章で考えてみよう。日本語なら「彼女はそのとても大きな音にひどく怯えた」などとなるが、一つの英文に「very」を2回使っているのは少々冗長ではないだろうか。この場合、たとえば後半の部分だけでも、「by the deafening noise」のように、「deafening(耳をつんざくような)」という別の表現を使うとはるかに知的な文章に感じられる。
このように、「very+形容詞」という2語のセットを、それ自体で「very」の意味を含む強力な形容詞1語に置き換えることで、より具体的なイメージを喚起できるのだ。
次は、先の文の前半部分である「She was very scared」を考えてみよう。「scared」は「怯えた」とか「怖がって」という意味だが、「very scared」とものすごく怯えたことを表現したいのであれば、それを1語で表せる「petrified」をおすすめしたい。「petrified」とはもともと「石化した」という意味だが、ここでは、「石化したかのごとく体がすくむほどに怯えた」ことを表せる。
ここでも、先ほどの例と同じく、「very+形容詞」という2語を、元の形容詞より強い意味を持つ別の形容詞1語に置き換えた。
■簡潔かつ表現力豊かになるテクニック
上の例で前半と後半の部分と合わせると、「She was petrified by the deafening noise.」となる。元の文よりイメージを喚起する力がはるかに高まったと感じないだろうか。また、それと同時に、使われている単語の数が少なくなっている点にも注目したい。
これは、語数制限のあるライティングテストに役立つと同時に、簡潔な文章で豊かな表現力をアピールするのに有効だ。もちろんこのテクニックはスピーキングにも役立つので、今度から「very」を使いたくなった時には、一旦立ち止まって別の表現が使えないかと考えてもらいたい。語彙力や表現力の向上にきっと役立つだろう。(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る)
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