グッドスピードは調整一巡、21年9月期大幅増収増益予想

2020年12月30日 08:21

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 グッドスピード<7676>(東マ)は愛知県を中心に中古車販売事業を展開している。21年9月期は大幅増収増益予想としている。新型コロナウイルスの影響で不透明な状況が続くが、愛知・岐阜・三重県においては、販売が前期(20年9月期)第3四半期に底打ちして、第4四半期から回復傾向としている。収益拡大を期待したい。株価は11月の戻り高値圏から反落して上値を切り下げる形となったが、調整一巡して出直りを期待したい。

■愛知県を中心に中古車販売事業

 愛知県を中心に東海4県で中古車販売事業を展開し、SUV販売台数日本一を目指している。20年4月には沖縄のエンジョイレンタカーからレンタカー事業を譲り受けた。20年9月期の四輪小売販売台数は19年9月期比8.1%増の1万973台だった。また拠点数は20年11月13日時点で32拠点となった。

 成長戦略としてMEGA専門店を中心とする新規出店の積極推進、整備工場・鈑金工場の拠店拡大、顧客との接点強化(買い取り事業。バイク事業。レンタカー事業の強化)、新サービス導入、既納顧客への営業強化、販売促進の強化、オプション商品の付帯率・単価UP、人材の確保・教育・育成を推進している。

■21年9月期大幅増収増益予想

 21年9月期の非連結業績予想は、売上高が20年9月期比24.6%増の420億円で、営業利益が6億円(20年9月期は1億24百万円)、経常利益が4億40百万円の赤字(同3百万円)、純利益が2億60百万円(同24百万円の赤字)としている。四輪小売販売台数は28.3%増の1万4083台の計画である。

 新型コロナウイルスの影響で不透明な状況が続くが、愛知・岐阜・三重県においては販売が前期(20年9月期)第3四半期に底打ちして、第4四半期から回復傾向としている。収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は11月の戻り高値圏から反落して上値を切り下げる形となったが、調整一巡して出直りを期待したい。12月29日の終値は1257円、時価総額は約39億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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