大阪金概況:下落、コロナ異変種への警戒から株式など売られるも金には資金向かわず

2020年12月22日 15:50

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記事提供元:フィスコ


*15:50JST 大阪金概況:下落、コロナ異変種への警戒から株式など売られるも金には資金向かわず
大阪取引所金標準先物 21年10月限・日中取引終値:6250円(前日日中取引終値↓100
円)

・推移レンジ:高値6278円-安値6244円

22日の大阪取引所金標準先物(期先:21年10月限)は下落した。英国などで新型コロナウイルスの変異種が観測され、欧州では英国との間で渡航制限が実施されるなど世界経済の先行き不透明感が改めて高まっており、本日の東京市場ではリスク資産である株式などは大きく売られた。こうした中、安全資産とされる金先物に資金が向かっていってもおかしくはないところだが、今年前半に過剰流動性相場のなかリスク資産と一緒に資金流入がみられていた金に対しては資金逃避先としての見方がされにくくなっているようで、金先物も軟調に推移した。また、直近では、ワクチン普及に伴う景況回復期待から銅やニッケルといった景況敏感系の商品に対しての選好性が高まっている傾向がみられており、こうした背景も金先物相場の軟調さに引き続きつながったもようだ。《YN》

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