ユーロ週間見通し:下げ渋りか、ワクチン接種への期待でリスク選好の円売りも

2020年12月19日 14:16

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記事提供元:フィスコ


*14:16JST ユーロ週間見通し:下げ渋りか、ワクチン接種への期待でリスク選好の円売りも
■堅調推移、製造業景況感の改善などを好感した買いが入る

今週のユーロ・ドルは堅調推移。欧州中央銀行(ECB)レーン理事のユーロ高けん制
発言を受けて、ユーロ売りが一時優勢となった。しかしながら、12月16日発表のマークイットユーロ圏製造業PMIは市場予想を上回ったことや、米連邦準備制度理事会(FRB)のフォワードガイダンス強化などを受けて、ユーロ・ドルは一時1.2273ドルまで買われた。取引レンジ:1.2112ドル-1.2273ドル。

■下げ渋りか、米国金利の先高観後退も

来週のユーロ・ドルは下げ渋りか。欧州中央銀行(ECB)はユーロ高がインフレ見通しに与える影響を警戒しているが、米連邦準備制度理事会(FRB)の緩和拡大や2023年まで実質ゼロ金利を維持することが計画されており、米国金利の先高観後退でユーロ買い・米ドル売りがただちに縮小する可能性は低いとみられる。

予想レンジ:1.2150ドル−1.2350ドル

■やや強含み、企業景況感改善を意識したユーロ買いも

今週のユーロ・円は、やや強含み。英国は欧州連合(EU)と通商協定で合意できないまま、EU離脱の移行期間を終える可能性が高まっているものの、米国での新型コロナウイルスワクチンの供給・接種が開始されたことや、ドイツとユーロ圏の製造業PMIの改善などがユーロ買いにつながった。取引レンジ:125円71銭−127円01銭。

■下げ渋りか、ワクチン接種への期待でリスク選好の円売りも

来週のユーロ・円は下げ渋りか。欧州における新型コロナウイルスの感染拡大に対する市場の警戒感は消えていないが、ユーロ圏の製造業、サービス業の景況感は悪化していないことから、リスク回避的なユーロ売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。欧州諸国でワクチン接種が近く開始されることもユーロ買い材料になり得る。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・21日:12月消費者信頼感速報(11月:-17.6)

予想レンジ:125円50銭−127円50銭《FA》

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