【株式市場】日経平均は後場一進一退だが底堅く推移し反発

2020年12月16日 17:17

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万6757円40銭(69円56銭高)、TOPIXは1786.83ポイント(4.78ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億1010万株

 12月16日(水)後場の東京株式市場は、10時半頃から軟化していたHIS<9603>(東1)が後場寄り後に再び堅調になり、JR東日本<9020>(東1)も一時堅調になり、「GoToトラベル」一時停止の影響は一巡との見方があった。日本製紙<3863>(東1)などの製紙株が一段ジリ高。日経平均は60円高前後(2万6750円前後)で一進一退を続け、大引けも堅調で前日比反発した。

■3銘柄が新規上場、バルミューダが強い

 後場は、ヨコオ<6800>(東1)が一段ジリ高となり、スマホ用の回路検査機器などを材料視され、Abalance<3856>(東2)は大規模ソーラー発電所の稼働と業績寄与が材料視されストップ高。日本鋳造<5609>(東2)は欧州の環境規制「コバルト規制」対応合金が注目され終盤に一段高。ファンデリー<3137>(東マ)は食事指導を受けている人々からの巣ごもり需要が増える期待などが言われ一段高。ドーン<2303>(JQS)は行政窓口や社内連絡などでの非接触・遠隔対応を実現する映像通話システムなどが注目され一段高。

 新規上場の3銘柄は、ローランド<7944>(東1)が9時9分に公開価格3100円を5%下回る2954円で初値をつけ、高値は直後の2955円、大引けは2920円。Fast Fitness Japan<7092>(東マ)は10時6分に公開価格2250円を33%上回る3000円で初値をつけ、高値は13時頃の3600円、大引けは3440円。バルミューダ<6612>(東マ)は10時49分に公開価格1930円を63%上回る3150円で初値をつけ、後場寄り後にストップ高の3850円で売買されたまま大引けまでストップ高買い気配。

 東証1部の出来高概算は11億1010万株(前引けは5億5390万株)、売買代金は2兆1405億円(同1兆558億円)。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は1000(前引けも1000)銘柄、値下がり銘柄数は1083(同1066)銘柄。

 また、東証33業種別指数は25業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位は、パルプ紙、非鉄金属、鉄鋼、鉱業、その他d理品、その他金融、石油/石炭、海運、不動産、などとなった。

鉱業、不動産、その他製品、石油/石炭、海運、証券/商品先物、などが高い。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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