12月11日のNY為替概況(訂正)

2020年12月12日 06:22

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記事提供元:フィスコ


*06:22JST 12月11日のNY為替概況(訂正)
下記のとおり修正します。
(誤)米11月生産者物価コア指数が予想を上回ったほか
(正)米11月生産者物価コア指数が予想を下回ったほか

 11日のニューヨーク外為市場でドル・円は104円15銭から103円82銭まで下落して引けた。

米11月生産者物価コア指数が予想を下回ったほか米12月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は予想外に上昇したものの1年物期待インフレが大きく低下し米債利回りの低下に伴うドル売りが強まった。しかし、来週にも新型コロナワクチン接種が開始されるとの期待や米上院が1週間の暫定予算案を可決し、政府機関の閉鎖回避されたことが好感され利回りが持ち直すとともにドル売りも後退した。

ユーロ・ドルは1.2133ドルから1.2105ドルまで下落して引けた。

新型コロナウイルス感染の再拡大でドイツのメルケル首相は、規制を一段と強化する方針を示したため域内の景気悪化懸念にユーロ売りが優勢となった。

ユーロ・円は126円30銭から125円79銭まで下落。

  
ポンド・ドルは1.3135ドルから1.3254ドルまで上昇した。

欧州委員長がEU首脳に合意なしの公算が最も大きいと警告したことに続き、ジョンソン英首相が、「自由貿易協定(FTA)で合意なくEUを離脱する可能性が非常にかなり高い」と悲観的な見解を示したため警戒感からポンド売りが加速。

ドル・スイスは0.8884フランから0.8909フランまで上昇した。


[経済指標]・米・11月生産者物価指数:前月比+0.1%(予想:+0.1%、10月:+0.3%)・米・11月生産者物価コア指数:前月比+0.1%(予想:+0.2%、10月:+0.1%)・米・11月生産者物価指数:前年比+0.8%(予想:+0.7%、10月:+0.5%)・米・11月生産者物価コア指数:前年比+1.4%(予想:+1.5%、10月:+1.1%)・米・12月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:81.4(予想:76.0、11月:76.9)・米・12月ミシガン大学現在景況観:91.8(11月:87.0)・米・12月ミシガン大学消費者先行景況感:74.7(11月:70.5)・米・12月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:2.3%(11月:2.8%)・米・12月ミシガン大学5−10年期待インフレ率速報値:2.5%(11月:2.5%)《KY》

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