【株式市場】個別物色が強まる印で日経平均は178円安を下値に持ち直すが軟調

2020年12月10日 13:59

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万6798円27銭(88円97銭安)、TOPIXは1777.21ポイント(2.21ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億4130万株

 12月10日(木)前場の東京株式市場は、材料株の個別物色が強まる印象になり、景気敏感株物色の象徴とされてきた日本製鉄<5401>(東1)が上げ一服模様となり、米半導体株指数の下落などを受け、東京エレクトロン<8035>(東1)なども軟調に推移。一方、ソフトバンクG<9984>(東1)は投資先の米国上場が好調とされて2000年以来の高値。日経平均は取引開始後の177円96銭安(2万6639円98銭)を下値に持ち直し、前引けは下げ幅を縮めた。

 名村造船所<7014>(東1)が水素燃料船の開発などを材料視されて急伸。三井金属<5706>(東1)は全個体電池の材料製造が注目されて活況高。天昇電気<6776>(東2)は医療廃棄物容器が材料視されてストップ高の一段高。メディア工房<3815>(東マ)は占いなどが「AI婚活」の政府推奨により追い風との見方があり2日連続ストップ高。ドーン<2303>(JQS)は11月中間決算に期待とされストップ高。

 東証1部の出来高概算は5億4130万株、売買代金は1兆1594億円。1部上場2179銘柄のうち、値上がり銘柄数は878銘柄、値下がり銘柄数は1167銘柄。

 また、東証33業種別指数は18業種が値上がりし、情報/通信、空運、石油/石炭、鉱業、水産/農林、証券/商品先物、不動産、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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