米国株見通し:反発か、ワクチン実用化で買い再開

2020年12月1日 15:44

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記事提供元:フィスコ


*15:44JST 米国株見通し:反発か、ワクチン実用化で買い再開
(15時30分現在)
S&P500先物      3,653.38(+30.18)
ナスダック100先物  12,376.88(+99.88)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は230ドル高。欧州株高も波及が見込まれ、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。


11月30日の取引で主要3指数は軟調。ナスダックは小幅安にとどまったが、ダウは271ドル安と比較的大きく下げ、29638ドルで引けた。11月は大統領選通過で政治情勢の不透明感が払しょくされたほか、連邦準備制度理事会(FRB)の一段の緩和方針が好感され株高に振れたため、この日は月末に伴う利益確定売りが指数を押し下げた。また、シカゴ購買部協会景気指数など経済指標も予想外に低調となり、売りを支援した。


本日は買い先行の見通し。製薬大手のモデルナは開発中のワクチンの緊急使用許可を食品医薬品局(FDA)に申請し、実用化に向けた動きが好感されよう。申請はファイザーに続き2例目となり、クリスマス前のワクチン接種も可能で新規感染の急拡大による不安を和らげる見通し。一方、今晩発表のISM製造業景気指数は前回から伸びが鈍化すれば株価は下押しされるものの、パウエルFRB議長など当局者のハト派姿勢は買いをサポートしそうだ。《TY》

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