少ない時間で効率良く英語を学べるアプリ「Busuu」

2020年11月4日 14:31

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 英語に限らず語学学習の成果は、費やす時間に比例すると思われがちだが、必ずしもそういうわけではない。もちろん最低限の学習時間は必要だが、いかに効率良く学んだことを吸収できるかにかかっていると言ってよいだろう。

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 だが忙しい日々の中、勉強時間の捻出に苦労しているビジネスパーソンは少なくないのではないだろうか。そんな人におすすめしたいのが、今回紹介したい「Busuu」というアプリだ。

■自分の集中できる時間を把握しよう

 「Busuu」の紹介の前に、効率良く英語を学ぶために必要な事前準備を伝えたい。まず、自分の集中力がどの程度持続するかを計測してみよう。25分集中して5分休憩するポモドーロ・テクニックという時間術が有名だが、必ずしもこの方法があなたにベストとは限らない。自分にとって最適な勉強時間は自分で計測することが大切だ。

 やり方は簡単だ。勉強開始時にストップウォッチをスタートさせ、集中力が切れたと思ったらストップを押すだけでいい。これを数回繰り返せば、自分の集中力がどの程度持続するか平均的な時間がわかる。また、集中力が切れた時は、5分や10分など時間を変えつつ休憩を入れてみて、集中力が回復するのに必要な時間を割り出しておこう。

 自分の集中できる時間がわかったら、その時間に合わせて学習量を調節しよう。こうして集中と休憩を繰り返すことで、わずかな時間しか捻出できない日でも、限られた時間を最大限生かす効率的な学習が可能になる。またこの方法は、集中力の持続時間を延ばすのにも有効だ。

■集中して取り組める語学アプリ「Busuu」

 ただ、どうやって自分の集中時間にぴったりの学習素材を見つければよいのか。それを解決するのが「Busuu」である。

 「Busuu」とは語学学習者のためのオンラインプラットフォームで、言語学の専門家による1,000以上のレッスンが提供されている。英語以外にも日本語を含め11の言語に対応し、そのレッスンはA1からB2までレベルごとに選べる内容だ。無料のレベルチェックテストが用意されているので、自分のレベルがわからなくても問題ない。

 「Busuu」ではレッスンごとの時間が表記されているため、個々のレッスンに必要な時間が前もってわかる。自分の集中力が続く時間に合わせて、自分のレベルに合ったレッスンが選べるということだ。音声や画像をふんだんに使った内容なので、初心者でも始めやすい。

■ネイティブスピーカーと会話するには課金が必要

 「Busuu」では、発音や作文を添削してもらったり、ユーザー同士で会話できたりといったネイティブスピーカーとの交流も可能だ。ただし、無料プランではできることが限られる。ネイティブスピーカーと会話するには有料プランに加入しなければならないことに注意が必要だ。

 1週間のフリートライアルが用意されているので、興味がある人は、その間にアプリとの相性や使い勝手を確かめてみるとよいだろう。(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る

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