後場の日経平均は58円安でスタート、富士通やキヤノンなどが安い

2020年10月28日 13:06

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;23427.06;-58.74TOPIX;1607.92;-9.61

[後場寄り付き概況]

 後場の日経平均は前日比58.74円安の23427.06円と前引から下げ幅を若干縮小して取引を開始した。ランチタイム中の225先物は横這いで推移。アジア市場は下落が目立っている。為替は1ドル=104円30銭台と朝方より若干円高で推移。午前の日経平均は米国市場が続落となり、為替が円高方向に推移していることなど、外部環境の悪化を受けて、続落でスタートした。寄り付き後は、ソフトバンクG<9984>やファーストリテイリング<9983>など指数に寄与度の高い銘柄が上昇したことが下支えし下げ幅が限定的になった。しかし、全体的には重い値動きとなり、午前は方向感の無い値動きでの推移となった。なお、午前のTOPIXの下落率はマイナス0.61%と節目の0.5%を超えており、後場は日銀のETF買いが発動する公算が高い。後場の日経平均は前場終値より若干下げ幅を縮小してスタートし、横這いでもみ合いとなっている。

 セクター別では、鉄鋼、鉱業、保険業、非鉄金属などが下落率上位となっており、一方、精密機器、情報・通信業、小売業が上昇となっている。東証1部の売買代金上位では、ネットワンシステムズ<7518>、富士通<6702>、キヤノン<7751>、トヨタ<7203>、三井住友<8316>が安く、ソニー<6758>、ネクソン<3659>、シマノ<7309>、ファーストリテイリング、HOYA<7741>が高い。《HH》

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