米国株見通し:上昇基調か、追加対策やワクチン開発に期待継続

2020年10月19日 15:42

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記事提供元:フィスコ


*15:42JST 米国株見通し:上昇基調か、追加対策やワクチン開発に期待継続
(15時30分現在)
S&P500先物      3,485.62(+23.37)
ナスダック100先物  11,893.62(+95.62)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は180ドル高。NY原油先物(WTI)は高値圏を維持し、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。


16日の取引で主要3指数はまちまち。ナスダックは続落となったが、ダウは4日ぶりに反発し112ドル高の28606ドルで取引を終えた。この日発表された小売売上高とミシガン大学消費者態度指数は堅調な内容となり、消費の拡大で早期回復への期待感から買いが先行。また、新型コロナウイルスのワクチン開発への観測から医薬品を中心に買いが強まり、指数の上昇に寄与した。ただ、コロナ感染の再拡大を受け、警戒感からハイテク株が下押しされた。


本日は買いが続く見通し。年末までにワクチンが実用化されるとの見方や追加経済対策の大統領選までに成立するとの思惑で、序盤から幅広い買いが見込まれる。本日発表された中国の経済指標の底堅い内容も、買いを後押ししよう。一方、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長をはじめ当局者は早期回復に慎重な姿勢を示す見通しだが、長期的な金融緩和の方針を堅持するとみられ、株買いは継続。個別銘柄では、今晩決算発表のハリバートンやアイ・ビー・エムなどが注目される。《TY》

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