ASIAN STAR(エイシアンスター)が中国の不動産3社の出資持分取得(連結子会社化)の譲渡実行日を12月末に変更

2020年10月18日 10:38

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■中国当局に届け出中、許認可を受け次第、譲渡を実行へ

 ASIAN STAR(エイシアンスター)<8946>(JQS)は10月16日、8月に開示していた同社子会社による中国の不動産企業3社の出資持分の取得(連結子会社化)譲渡実行日を、当初予定していた2020年9月末日迄から同年12月末迄(予定)に変更すると発表した。

 取得先である3社の親会社変更に係る中国行政当局への届出の認可取得が必要であり、その許認可手続き等の完了を当初は9月末迄と想定していた。

■2社を孫会社に、1社を曾孫会社に

 ただ、すでに持分取得の契約締結は完了しており、持分譲渡を実行できる状況になり次第、速やかに持分譲渡を実行することで、本件持分取得の相手先である上海徳威企業発展股份有限公司(徳威企業)との間で合意をしている。

■日系企業や日系駐在員の嗜好を施した不動産開発など推進

 出資持分を取得(連結子会社化)する3社は、徳威企業の100%子会社である上海徳威房地産経紀有限公司(徳威不動産)、上海優宏資産管理有限公司(U-HOME)、および、U-HOMEの子会社である上海特庫伊投資管理有限公司(特庫伊投資)。

 ASIAN STARの100%子会社である柏雅資本集団控股有限公司(香港、柏雅香港)が3社の持分を取得し、ASIAN STARから見ると徳威不動産、U-HOMEは孫会社になり、特庫伊投資は曾孫会社になる。

 この3社を含む徳威企業グループは、日系企業および日本人駐在員等の顧客を多く有しており、中国において外国人向けサービスを主軸に多角的な不動産事業を展開している。

 ASIAN STARは、2011年に徳威企業と資本提携し契約を締結し、以降、ASIAN STARと徳威不動産グループ各社とはすでに積極的な事業協力を行っており、日本・中国の往来による物件視察、商材調査や意見交換等を行ってきた。

 ASIAN STARグループの中国事業全般の事業管理および資金管理を柏雅香港へ集約することで、円滑な事業運営が出来る組織体制を構築することとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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