新興市場銘柄ダイジェスト:バリュエンスや出前館がストップ高

2020年10月16日 16:29

印刷

記事提供元:フィスコ


*16:29JST 新興市場銘柄ダイジェスト:バリュエンスや出前館がストップ高
<9270> バリュエンス 3470 +503
ストップ高。21年8月期の営業利益予想を前期比296.0%増の25.00億円と発表。買取店舗を40店舗程度増加するほか、店頭に加えて宅配や出張買取を強化して自社商品の仕入拡大を図る。また、出品量の増加に対応するため、オークションのオンライン化を推進して運営体制を効率化する。年間配当予想は35.00円とし、前期から10円増額。20年8月期の営業利益は71.8%減の6.31億円で着地。

<2484> 出前館 3725 +700
ストップ高。23年8月期の営業利益目標を120.00億円とする中期経営計画を発表している。システム開発を強化し、加盟店数やユーザー数、シェアリングデリバリーを拡大させる。21年8月期の営業損益予想は130.00億円の赤字。事業基盤構築のため、投資を先行させる。20年8月期は26.23億円の赤字。

<4490> ビザスク 4270 +700
ストップ高を付け、上場来高値を更新。21年2月期第2四半期累計(20年3-8月)の営業利益が前年同期比142.4%増の0.59億円になったと発表している。フルサポート形式のスポットコンサル設営サービス「ビザスクinterview」が好調で、知見プラットフォーム事業の成長を牽引した。通期予想は前期比23.1%減の0.55億円で据え置いたが、第2四半期累計時点で既に上回っている。

<7351> グッドパッチ 3860 +700
ストップ高。上場来高値を更新。21年8月期の営業利益予想を前期比36.7%増の2.96億円と発表。アフターコロナを見据えてデジタルへのシフトを加速させたい企業のニーズを受け、デザイン支援プロジェクトの拡大などを図る。併せて発表した20年8月期決算は営業利益が同2.9倍の2.16億円で着地。デザインパートナー事業が伸長したことに加え、デザインプラットフォーム事業が黒字に転換したことが寄与した。

<6567> SERIOHD 1309 +300
ストップ高比例配分。21年5月期業績予想の上方修正を発表、営業利益を従来の2.04億円から2.80億円に引き上げている。就労支援事業で見込んでいた新型コロナウイルスの影響が想定を上回るペースで回復したことに加え、保育事業で園児数が順調に推移した。また、離職者数減による採用費の減少なども利益を押し上げる見込み。併せて発表した第1四半期決算は営業利益が前年同期比8.6倍の1.39億円で着地。

<4659> エイジス 3240 +444
一時ストップ高。21年3月期業績予想の上方修正を発表。営業利益を従来の39.00億円から44.00億円(前期実績42.77億円)に引き上げ、減益予想から一転して増益を見込んでいる。店舗改装業務の受注に加え、店舗商品補充業務の受注店舗数や作業受注量が増加しているため。国内棚卸サービスやリテイルサポートサービスで生産性向上に取り組んだことも利益を押し上げる見込みという。《ST》

関連記事