【株式市場】日経平均は後場軟化し続落、タイの市民デモ受け日経企業の活動を懸念

2020年10月16日 15:17

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万3410円63銭(96円60銭安)、TOPIXは1617.69ポイント(14.10ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で9億1758万株

 10月16日(金)後場の東京株式市場は、タイの市民デモ拡大を受け、現地日系企業の活動を心配する様子があり、日経平均は取引開始後に下げ幅100円を超えた。中で、富士フイルムHD<4901>(東1)は「アビガン」を新型コロナ治療薬として申請と伝えられ一段と強含み、ニトリHD<9843>(東1)は月次の好調を再評価とされて一段ジり高。日経平均は14時にかけて124円56銭安(2万3382円67銭)まで下げ、大引けも前日比で続落となった。新興市場の指数も安い。

■きょう上場のアースインフィニティは後場も買い気配のまま初値持ち越す

 16日新規上場のアースインフィニティ<7692>(JQS)は後場も買い気配のまま初値がつかず、大引けは今日の気配値上限値段になる公開価格1970円の2.3倍の4535円で買い気配。

 東証1部の出来高概算は少な目で9億1758万株(前引けは4億2110万株)、売買代金は1兆8586億円(同8230億円)。1部上場2179銘柄のうち、値上がり銘柄数は469(前引けは938)銘柄、値下がり銘柄数は1632(同1092)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は2業種(前引けは10業種)にとどまり、証券/商品先物、鉄鋼、が高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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