NY原油の上値は45~46ドルか サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

2020年10月1日 16:52

小

中

大

印刷

記事提供元:フィスコ


*16:52JST NY原油の上値は45~46ドルか サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY原油についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、9月30日のNY原油について、『40ドル台を回復して引けた。これは米国在庫の減少が好感されたからだ』と伝えています。

米エネルギー情報局(EIA)が昨日公表した25日までの1週間の米原油在庫は、『前週比200万バレル減と、市場予想の160万バレル増に反し、3週連続で減少したことが判明した』とのことで、製品在庫は『ガソリンが市場予想110万バレル減に対して70万バレル増、ディスティレート(留出油)は市場予想90万バレル減に対して320万バレル減だった』と述べています。これを受けて『需要減速懸念が幾分後退した』もようです。

また、『新型コロナウイルス危機に対応した追加経済対策に関し、ムニューシン米財務長官と野党民主党のペロシ下院議長が難航する与野党協議の打開への期待をそれぞれ表明したことも好感された』として、『下院は2兆2000億ドル規模に減額した新たな法案の採決を行う見込みで、対策実現への期待も広がった』と説明しています。

9月30日に公表された『米経済指標も改善していた』として、4~6月期米国内総生産(GDP)確定値が、『前期比年率31.4%減と市場予想31.7%減を上回った』ほか、9月ADP全米雇用報告が、『非農業部門民間就業者数(季節調整済み)は前月比74万9000人増となり、市場予想(65万人増)を上回った。8月分は48万1000人増(従来は42万8000人増)に上方改定された』と伝えています。

さらに、8月米中古住宅販売仮契約指数について、『前月比8.8%上昇の132.8となり、過去最高を更新した。市場予想は3.4%上昇だった。前年比では24.2%の上昇。歴史的な低金利下で、住宅市場の動きが加速していることを示す結果となった』と言及。

9月シカゴ景況指数(シカゴPMI、季節調整済み)は『62.4と、前月の51.2から急上昇した。市場予想(52.0)を大幅に上回り、2018年12月以来1年9カ月ぶりの高水準となった』と好調な結果を伝えています。

ただ、『新型コロナ感染者は世界全体で100万人を突破し、過去3カ月で倍増したこともあり、需要増加は期待しにくく、原油相場の上値はやはり限定的だろう』と指摘。

『供給面でも軟化要因がある』との見解を述べ、『9月の石油輸出国機構(OPEC)の石油生産は日量平均2438万バレルと、前月比16万バレル増加し、30年ぶり低水準だった6月実績から大幅に回復した』と述べています。

続けて、『リビアの一部石油施設が再開したほか、イランの輸出が増加したことで、OPEC主導の協調減産に基づいた他の加盟産油国による減産が相殺された。リビア東部を拠点とするハリファ・ハフタル司令官は18日、8カ月にわたる石油輸出封鎖を解除すると発表』と解説しており、その後、『石油生産は増加しつつある。調査によると、同国の9月の産油量は、平均で日量7万バレル増加した。9月のイランの石油供給量は、輸出増加を背景に、日量平均12万バレル増加した』と伝えています。

テクニカル的には、『NY原油11月限の年初来高値60.20ドル(1月8日)と年初来安値24.43ドル(4月22日)にフィボナッチ比率を当てはめた0.38倍戻し=38.0ドル、0.5倍(半値)戻し=42.3ドル、0.62倍戻し=46.6ドル』と述べ、こうした背景から、NY原油の上値について、『テクニカル的にもせいぜい45~46ドル程度だろう』と考察しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の10月1日付「【NY原油の上値は45~46ドルか】」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜《HH》

関連記事

広告