心斎橋パルコ、11月に開業 大丸本館と隣接

2020年9月17日 16:34

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記事提供元:フィスコ


*16:34JST 心斎橋パルコ、11月に開業 大丸本館と隣接
パルコは16日、11月に「心斎橋PARCO」(大阪市)をオープンすると発表した。大丸心斎橋店の旧北館を改装した建物で、大丸心斎橋店本館と隣接した複合施設となる。

昨年11月にリニューアルオープンした「新生渋谷PARCO」の「モード」、「アニメ」、「NEW飲食」、「アート」といったエッセンスに、「百貨店」の「ラグジュアリー」、「高級飲食」、「ゴルフ&スポーツ」といったテーマを加え、約170店舗が出店する。駅直結の商業ビルで、フロアは地下2階から地上14階で構成される。シネマコンプレックス、多目的ホール、イベントスペースのほか、英会話教室、ゴルフスクール、またクリエイターを主な対象としたワーキングスペースなども展開する。

大丸心斎橋店の本館とは2階から10階まで連絡通路でつながり、双方の集客を狙う。大丸心斎橋店と心斎橋PARCO限定で、双方のハウスカードを利用した相互ポイントサービス企画も実施。PARCOカードや大丸松坂屋カードを利用した際に、通常よりも多くポイントを付与する仕組みで、貯まったポイントは双方で使える買い物券と交換できる。

大阪府への出店は、2011年9月に閉館した旧「心斎橋PARCO」以来、約9年ぶりとなる。パルコは、「心斎橋PARCO」を「新生 渋谷PARCO」、「名古屋PARCO」に並ぶ、三大都市の基幹店と位置付ける。

同日行われた記者会見で、J.フロント リテイリング<3086>の好本達也社長は、「大丸心斎橋店は既にこの地で300年間、店を開いている。ともに手を携え、継続的に地域に投資し、地域とともに成長していく覚悟」とし、「心斎橋PARCOでこの秋、新しい幸せに出会ってもらえることを心待ちにしている」とコメントした。《HH》

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