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はてな 20年7月期増収、テクノロジーソリューションサービスが好調に推移
*17:50JST はてな---20年7月期増収、テクノロジーソリューションサービスが好調に推移
はてな<3930>は11日、2020年7月期決算を発表した。売上高が前期比0.9%増の25.42億円、営業利益が同38.8%減の2.76億円、経常利益が同37.9%減の2.79億円、当期純利益が同41.8%減の1.90億円となった。
コンテンツプラットフォームサービスの売上高は前期比10.3%減の5.21億円となった。主力サービス「はてなブログ」の登録ユーザー数や、月間ユニークブラウザ数が順調に推移し、「はてなブログ」の有料プラン「はてなブログPro」等の課金売上も好調に推移した。アフィリエイト広告は、一部の広告配信ネットワークへの接続停止は当第2四半期中に解消され、広告配信取引の再開が順調にされているものの、広告配信取引の再開までのビハインドにより、平均広告単価が回復の途上であるため、広告売上は軟調に推移した。
コンテンツマーケティングサービスの売上高は前期比5.0%減の8.09億円となった。「はてなブログMedia」は、使いやすい操作画面等の機能強化に努めた。また、提供サービスプランに「レギュラープラン」「ライトプラン」の2プラン制を導入し、販売機会の更なる獲得に努めた結果、メディア運用数が前期末の74件から104件に増加した。さらに、同社UGGサービスに掲載されるネイティブ広告、バナー広告等の広告売上も、「はてなブログMedia」の運用媒体数の増加に伴い、堅調に推移した。
テクノロジーソリューションサービスの売上高は前期比11.5%増の12.11億円となった。Webマンガサービスに特化したマンガビューワ「GigaViewer」の売上は堅調に推移した。保守運用サービスでは、運用案件数の積上により、売上成長に繋がった。「Mackerel(マカレル)」は、AWSユーザーの運用負荷を軽減させるサービス連携を行ったことで、新規顧客の獲得に繋がり、また、各新機能としてリリースした「Mackerelコンテナエージェント」「ロール内異常検知」が好評を得て、売上は堅調に推移した。
利益面では、サービス開発要員等の採用やインターネットサービスの品質向上・維持のための戦略的投資により、労務費や管理コストが増加した。なお、これらのコストは、短期的な収益獲得を目的とした資本投下というよりは、収益基盤の確立に向けた戦略的先行投資として位置づけている。
2021年7月期通期の業績予想については、売上高が前期比4.5%増の26.57億円、営業利益が同93.6%減の0.17億円、経常利益が同93.6%減の0.17億円、当期純利益が同93.6%減の0.12億円としている。《ST》
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