マザーズ先物見通し:反落、米株下落でセンチメント悪化

2020年9月9日 08:15

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記事提供元:フィスコ


*08:15JST マザーズ先物見通し:反落、米株下落でセンチメント悪化
本日のマザーズ先物は続落が予想される。9日の米国市場はダウが632.42ドル安の27500.89ドル、ナスダックは465.445ポイント安の10847.690ポイントとなった。トランプ大統領が中国との経済関係を大幅に縮小する対中強硬姿勢を表明したほか、原油安を受けて投資家心理が悪化し、寄り付きから大きく下落した。引き続き主要ハイテク株への売りも広がり、終始軟調推移となった。本日のマザーズ先物は、大幅安となった米国市場や軟調なナイトセッションの流れを引き継ぎ反落が予想される。海外市場が軟調に推移したことで寄り付き後も個人投資家のセンチメントが悪化し上値の重い展開が予想される。なお、NTTドコモのドコモ口座を通じた不正引き出しで、被害が拡大していることからセキュリティ関連銘柄に注目が集まり相場を下支えすることが期待される。また、米ファイザーなど9つの主要製薬会社が共同でコロナワクチンに関して「科学的基準に基づく開発や治験を継続する」と声明を出し拙速な使用に懸念を示したことで、時価総額上位のアンジェス<4563>などバイオ株に思惑が向かうことが期待されよう。本日の上値のメドは1133.0pt、下値のメドは1089.0ptとする。《FA》

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