日経VI:低下、株式相場底堅く警戒感後退

2020年9月7日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:低下、株式相場底堅く警戒感後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は7日、前日比-1.35pt(下落率5.37%)の23.78ptと低下した。なお、高値は25.30pt、安値は23.26pt。先週末にかけての米ハイテク株安を受けた今日の東京市場は、寄付き段階では売りが先行したものの、先週末発表された米国の8月雇用統計が予想を上回ったことを受け、景気敏感株などに資金が向かい、日経225先物は先週末の水準を挟んだ動きとなった。取引終了にかけてやや軟調だったものの、株式相場が概ね底堅く推移したことから市場の警戒感は後退。先週末に上昇した日経VIは低下した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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