東京金概況:上昇、警戒感継続し金需要継続

2020年6月16日 16:55

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記事提供元:フィスコ


*16:55JST 東京金概況:上昇、警戒感継続し金需要継続
TOCOM金 21年4月限・日中取引終値:5952円(前日日中取引終値↑20円)

・推移レンジ:高値5980円-安値5951円

16日の東京商品取引所(TOCOM)金先物(期先:21年4月限)は上昇した。昨日の米国株式市場でダウ平均が大幅安から上昇に転じて終わったことを受け、東京株式市場では買いが先行して始まった。米トランプ政権が景気てこ入れ策の一環として1兆ドルに近いインフラ計画の提案を準備しているとブルームバーグが報じたことや、日銀金融政策決定会合で大規模緩和策の現状維持を決定したことなどで、午後、日経平均は一段高となった。ただ、市場は新型コロナウイルス感染再拡大や株価乱高下への警戒を完全に解くことはなく、リスク回避先としての金先物は堅調に推移した。過度な警戒感がやや後退したことを受け外為市場で1ドル=107円60銭台と朝方から40銭程度、円安・ドル高となったことも金先物の価格下支え要因となった。《YN》

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