東京金概況:上昇、市場心理やや悪化

2020年6月10日 16:14

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記事提供元:フィスコ


*16:14JST 東京金概況:上昇、市場心理やや悪化
TOCOM金 21年4月限・日中取引終値:5943円(前日日中取引終値↑38円)

・推移レンジ:高値5959円-安値5935円

10日の東京商品取引所(TOCOM)金先物(期先:21年4月限)は上昇した。昨日9日の米国市場で4月JOLT求人件数が2014年来で最小を記録し、速やかな回復期待が後退。投資家心理の悪化でダウ平均が下落した。この流れを引き継いだ東京市場でも市場心理がやや悪化し、安全資産とされる金先物は堅調に推移した。ただ、今晩のFOMCで、国債利回りに誘導目標を設ける「イールドカーブ・コントロール(YCC)」導入が検討されるとの思惑などから、外為市場で1ドル=107円30銭台まで円高・ドル安が進み、金先物の上値を重くした。《YN》

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