新興市場銘柄ダイジェスト:パピレスは年初来高値、ホープが急騰

2020年5月22日 16:58

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記事提供元:フィスコ


*16:58JST 新興市場銘柄ダイジェスト:パピレスは年初来高値、ホープが急騰
<6195> ホープ 2868 +254
急騰、上限2.7万株(0.70億円)の自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は0.5%。取得期間は22日から6月19日まで。資本効率の向上と経営環境に応じた機動的な資本政策を遂行することが目的。

<3641> パピレス 2288 +171
年初来高値。21年3月期の営業利益予想を前期比16.9%増の17.91億円と発表している。TVCMを含めた広告施策を実施するほか、販路拡大のために海外向けサービスを強化する。また、競合他社との差別化のため次世代コンテンツの開発などに注力する。併せて発表した20年3月期の営業利益は22.2%減の15.32億円。

<9698> クレオ 1298 +94
大幅に3日ぶり反発。23年3月期までの中期経営計画を策定したと発表している。23年3月期の営業利益目標は18.00億円(20年3月期実績は10.44億円)、営業利益率目標は10.0%(同7.1%)。中計の基本方針として、1.事業構造や事業ポートフォリオの転換、2.持続的成長に向けた人財育成・活用、3.変化、リスクに対応できる柔軟な組織、業務プロセスへの変革—を挙げている。

<3441> 山王 830 -28
朝高後マイナス転換。東京工業大学及び産業技術総合研究所と共同で研究・開発した「水素透過膜及びその製造方法」について、特許を取得したと発表している。高価なパラジウムの使用量を抑制して低コストで水素透過膜を製造することができる。このため、安価な水素精製装置を提供することが可能になるという。水素エネルギー関連分野での実用化が期待されるとしており、将来の利益拡大に資するとの期待が集まったようだ。

<4563> アンジェス 1780 +22
大幅に続伸。日本医療研究開発機構(AMED)が公募した創薬支援事業「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発」に、アンジェスが大阪大学との共同開発として応募し、採択されたと発表している。研究開発期間は5月-21年3月で、研究費は20億円(直接経費)。AMEDの支援により、新型コロナ感染症向けDNA ワクチンの共同開発を加速化させていくとしている。《ST》

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