【実況!決算説明会】スパークス・グループ<8739> 2020年3月期決算(1/3)

2020年5月15日 19:55

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記事提供元:フィスコ


*19:55JST 【実況!決算説明会】スパークス・グループ<8739>---2020年3月期決算(1/3)
このコンテンツは、スパークス・グループ<8739>の2020年3月期決算説明会の音声を文字に起こしたものです。なお、実際の説明会で使用された資料は、同社のウェブサイトをご覧下さい。3本に分けたコンテンツの1本目です。

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スパークスの阿部修平でございます。

本年初めから新型コロナウイルスによる感染被害が日本のみならず世界で拡大し日本でも多くの方が罹患(りかん)されたとういう報道がされております。罹患(りかん)された皆様、及び関係者の皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。
同時に、世界中のお医者様、看護師様、スタッフの方々、我々の生活のために動き続けてくださっている方々そして、それを支えるご家族の皆様に心から御礼申し上げます。

新型コロナウイルス感染拡大を予防する様々な取り組みがされる中、緊急事態宣言を受け、当社では、東京オフィスを4月8日(水)より閉鎖してリモートワークを実施し、営業を継続しております。また、韓国や香港の拠点も2チームに分け出社するなど感染防止に努めており、各拠点ともにこれまで幸いにも事業は滞りなく継続出来ており、安定した事業運営が出来ておりますこと及びスパークスで働く仲間とその家族の命と健康を第一に考えて活動していることをご報告申し上げます。

さて本決算についてですが、営業利益は前期39億1百万円から44億79百万円へと、前期に比べて14.8%の増益となりました。
投資哲学を共有しつつ、日本株、アジア株といった上場株式への投資から、再生可能エネルギー、未公開株式、これらを「4つの柱」と呼んでおりますが、投資対象を多角化させながら、上場株式市場のボラティリティの影響を受けにくい事業ポートフォリオの構築を進めてきております。
新型コロナウイルスの影響により株式市場の低調な状況がたとえ長期化したとしても、グループ全体の業績に対する影響は、過去に比べて相対的に小さくなっており、安定的に基礎収益を維持・成長できるビジネスモデルの構築が確実に前進していると考えております。

Q1 2019年度を振り返っての評価を教えてください。

● 営業収益が11.0%増加しております。これは主に日本の公募投信や未来創生ファンドなどの当社グループの平均残高報酬料率よりも高いファンドの残高報酬が、前期から増加したことによります。これにより、収益力も高まったこと及び再生可能エネルギーにかかる成功報酬の増加により、営業利益も14.8%増加しております。

● 基礎収益は1.9%減少しておりますが、これは新規事業のための先行投資を行っていることにより、経常的経費が増加していることによるものです。これから、この先行投資をベースに基礎収益をさらに増加させていきたいと考えております。
● 当期純利益は29.1%減少しておりますが、これば主に、新型コロナウイルスの影響による減損損失などを特別損失として保守的に計上していること及び過去に発生した繰越欠損金を使用してきましたが当期でほぼ使い切ったことで負担税率が上がったことによるものです。

● 配当については、昨年の普通配7円から2円増額した9円とし、1月末の決定から変更はございません。9円をベースにさらに配当を増やせるように努力していきたいと思います。

(2/3)に続く《ST》

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