後場の日経平均は146円安でスタート、ソフトバンクGやトヨタなど下落

2020年5月13日 13:02

印刷

記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;20220.11;-146.37TOPIX;1470.30;-6.42

[後場寄り付き概況]

 後場の日経平均は前日比146.37円安の20220.11円と前引けから下げ幅を縮小して取引を開始した。ランチタイム中の225先物はほぼ横ばいで推移。為替は1ドル=107円20銭前後と朝方とほぼ変わずの動き。アジア市場は総じて軟調で中国上海総合指数および香港ハンセン指数は揃って小安い。前場の日経平均が寄付き直後からじりじりと下げ幅を縮小し底堅さを見せたことを受け、後場の日経平均は前引けよりも更に下げ幅を縮めてのスタートとなった。その後も値を切り上げる動きが続いている。日銀のETF買いへの思惑も下支え要因としてあるようだ。

 セクターでは、保険業、パルプ・紙、倉庫・運輸関連業、鉄鋼、空運業などがマイナスとなっている一方、精密機器や医薬品、ゴム製品の上昇が目立っている。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>のほか、昨日8割減の営業利益計画を発表したトヨタ<7203>など下落している。また、通期ガイダンスの取り下げなど決算内容が嫌気された資生堂<4911>は5%近い下落となっており、キーエンス<6861>やレーザーテック<6920>といったハイテク株の下げも目立っている。《HH》

関連記事