日経VI概況:低下、緊急事態宣言早期解除の期待受けリスクオン、30pt下回る

2020年5月11日 16:09

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記事提供元:フィスコ


*16:09JST 日経VI概況:低下、緊急事態宣言早期解除の期待受けリスクオン、30pt下回る
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は11日、前週末比-2.34pt(下落率7.71%)の28.01ptと低下した。なお、高値は29.22pt、安値は27.97pt。前週末の米国市場での株価上伸の追い風に加えて、重点対策が必要な「特定警戒都道府県」を除く34県で14日には緊急事態宣言が早期解除されるとの期待もあり、日経平均が一時20500円超となる3月9日以来の高値を付けるなどリスクオンムードが強まった。こうした背景から、日経VIは大きく低下し、終値は原油価格急落前の3月5日以来となる30ptを割り込む形となった。なお、本日は高値でも20pt台に留まった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《YN》

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