NY株式:米国株は続伸、米中関係の悪化懸念が後退

2020年5月9日 08:50

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記事提供元:フィスコ


*08:50JST NY株式:米国株は続伸、米中関係の悪化懸念が後退
米国株式相場は上昇。ダウ平均は455.43ドル高の24331.32ドル、ナスダックは141.66ポイント高の9121.32ポイントで取引を終了した。米中が声明を発表し、ライトハイザーUSTR代表とムニューシン財務長官、中国の劉鶴副首相がウイルスパンデミック以降初めて貿易協議を開催したことを明らかにすると米中関係の悪化懸念が後退し上昇して寄り付いた。引けにかけては、景気底入れへ期待感から上げ幅を一段と拡大した。セクター別では自動車・自動車部品が大幅上昇。医薬品・バイオテク、ソフトウェア・サービスは小幅な上昇にとどまった。

配車サービスのウーバー・テクノロジー(UBER)は1−3月期決算で損失が拡大したものの、ウーバーイーツが好調であったほか、回復の兆しが見られるとのCEOの楽観的な発言が好感され、上昇。エンタテインメントのウォルト・ディズニー(DIS)は上海ディズ二—ランドが11日に営業再開すると発表、チケットが数分で完売したとの報道を好感して上昇した。カジノ経営のMGMリゾート(MGM)は運営再開期待で上昇。一方で、ストリーミングプラットフォームのロク(ROKU)は広告収入の減少を警告して下落した。

小売り大手のJCペニー(JCP)は早くて来週にも民事再生法の適用を申請すると報じられている。

(Horiko Capital Management LLC)《YN》

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