NY株式:米国株は続伸、新型ウイルス治療薬に期待広がる(17日)

2020年4月18日 07:40

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記事提供元:フィスコ


*07:40JST NY株式:米国株は続伸、新型ウイルス治療薬に期待広がる(17日)
米国株式相場は続伸。ダウ平均は704.81ドル高の24242.49ドル、ナスダックは117.78ポイント高の8650.14ポイントで取引を終了した。トランプ政権が経済活動再開の指針を発表したほか、新型ウイルス治療薬の治験で良好な結果が報告されたことで期待感が広がり、大幅上昇となった。セクター別ではエネルギーや銀行が大きく上昇した一方で、テクノロジー・ハード機器が売られた。

バイオ医薬品メーカーのギリアド・サイエンシズ(GILD)は抗ウイルス薬「レムデシビル」の臨床試験で、新型コロナウイルスに感染した患者が急速に回復していることが報告され、大幅上昇。また、ボーイング(BA)はワシントン州の工場で来週から航空機の生産を開始すると発表し、上昇。交流サイトのフェイスブック(F)は、50人超のイベントを少なくとも2021年6月まで中止すると発表し、上昇。消費財大手のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は17日発表した1-3月期決算で中核事業の売上高が前年同期比で6%増となり上昇した。一方で、携帯端末などの米アップル(AAPL)はゴールドマンサックスの投資判断・目標株価を引き下げを受け、下落。過去最高値を更新していたオンライン小売りのアマゾン(AMZN)や動画配信サービスのネットフリックス(NFLX)は、外出規制緩和を織り込み売られた。

NY連銀のウィリアムズ総裁は金融市場の機能が著しく改善したとの見解を示し、米連邦準備制度理事会(FRB)は米国債の購入ペースを一日300億ドルから150億ドルに削減すると発表した。

(Horiko Capital Management LLC)《YN》

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