加ドル下落、カナダ中銀が追加QE、社債、地方債購入へ

2020年4月16日 01:12

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記事提供元:フィスコ


*01:12JST 加ドル下落、カナダ中銀が追加QE、社債、地方債購入へ

カナダ中銀は金融政策決定会合で市場の予想通り政策金利(翌日物貸出金利)を0.25%に据え置くことを決定した。同時に、最大500億加ドル規模の社債、地方債の購入を発表。全てのプロブラムで、必要とあれば規模や期間の修正も厭わない姿勢を示した。経済活動の見通しにはかなりの不透明感があると指摘。ポロズ中銀総裁は経済がいつ回復するかを判断するのは不可能と述べ、より力強い手段を補強することを辞さないとした。

統計局は1−3月期のカナダ経済で2.6%マイナスを予想している。

原油安に加えカナダの金利低下に伴いカナダドル売りが加速。ドル・カナダは1.4023カナダドルから1.4124カナダドルまで上昇し、7日来の高値を更新した。カナダ円は76円65銭から76円09銭まで下落し、3日来の安値を更新した。

【金融政策】
・カナダ中銀:政策金利(翌日物貸出金利)を0.25%に据え置き決定
「社債、地方債を最大で500億カナダドル購入へ、全プログラムで必要とあれば規模や期間の修正も」《KY》

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