【市場反応】米3月小売売上高は過去最大の落ち込み、4月NY連銀製造業景気は過去最低

2020年4月15日 22:11

印刷

記事提供元:フィスコ


*22:11JST 【市場反応】米3月小売売上高は過去最大の落ち込み、4月NY連銀製造業景気は過去最低


米商務省が発表した3月小売売上高は前月比‐8.7%となった。減少率は予想-8.0%を下回り過去最大を記録した。変動の激しい自動車除く小売りは
前月比−4.5%とやはり過去最大の減少率。ただ、予想-5.0%ほど悪化しなかった。
ただ、国内総生産(GDP)の算出に用いられる自動車、建材、給油、食品を除いたコアの小売りは前月比+1.7%と、2019年1月来で最大の伸びとなった。

同時に発表された米国の4月NY連銀製造業景気指数は−78.2と、予想-35.0を大幅に下回り過去最低を記録した。

米10年債利回りは0.75%から0.66%まで低下した。一方ドルは底堅く、ドル・円は107円47銭から107円38銭まへ弱含んだのち107円64銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0920ドルから1.0857ドルまで下落した。

【経済指標】
・米・3月小売売上高:前月比‐8.7%(予想:-8.0%、2月:‐0.4%←-0.5%)
・米・3月小売売上高(自動車除く):前月比−4.5%(予想:-5.0%、2月:-0.4%)
・米・4月NY連銀製造業景気指数:−78.2(予想:-35.0、3月:-21.5)《KY》

関連記事