東京金概況:小反落、コロナ不安増大も高値圏でこう着感強める

2020年4月13日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 東京金概況:小反落、コロナ不安増大も高値圏でこう着感強める
TOCOM金 21年2月限・日中取引終値:5843円(前週末日中取引終値比↓11円)

・推移レンジ:5836円-5883円

13日の東京商品取引所(TOCOM)金先物(期先:21年2月限)は小幅ながら下落した。足元の環境としては、週末の間も鈍化の兆しを見せずにむしろ増大傾向をみせた新型コロナウイルスの新規感染者数を受けて、緊急事態宣言の延長など、国内景気への下押し懸念が高まっていた。こうした市場の不安心理が高まるなか、安全資産である金への一層の資金流入が期待され、一時は直近高値である前週末10日の高値5884円に迫る場面もあったが、高値圏にあるなか、上値は重く、更なる上値追いという展開には至らなかった。朝方に1ドル=108円40銭近くにあった為替が取引時間中に1ドル=107円台へと円高方向に進んだことも重しとなった。《YN》

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