アンジェス 高血圧 DNAワクチン、オーストラリアでの第I/IIa相臨床試験の投与完了

2020年3月17日 14:53

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記事提供元:フィスコ


*14:53JST アンジェス---高血圧 DNAワクチン、オーストラリアでの第I/IIa相臨床試験の投与完了
アンジェス<4563>は16日、オーストラリアで実施中の高血圧ワクチン開発のための第I/IIa相臨床試験において、予定した24例の患者への投与が完了したことを発表した。今後、二重盲検下で6ヶ月間の安全性と有効性を評価し、その後6ヶ月の非盲検下で長期安全性および有効性を評価する。

高血圧DNAワクチンは、血圧上昇作用を持つ体内物質である「アンジオテンシンII」に対する抗体を体内で作り出し、その働きを抑えることで高血圧を治療することを目的に開発を進めている。現在、高血圧の治療においては多くの経口医薬品が使用されているが、これらの薬は毎日忘れずに服用する必要があるのに対し、注射剤であるDNAワクチンは一度の投与で長期間にわたって効果が持続することが期待されていることから、特に服用が難しい高齢者を中心に利便性向上が期待されている。

なお、臨床試験結果の公表は、2020年12月期第4四半期頃を予定している。《SF》

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