Chrome OS用にCloud Printに代わる印刷システムが導入か

2020年3月17日 07:24

印刷

記事提供元:スラド

 Anonymous Coward曰く、

 Chrome OSで印刷を行う方法は複数あるが、Google Cloud Printを使用していない場合はプリントキューを確認することができないという問題があり、ページ数の多い文書を印刷する際などに、キャンセルなどの操作で困ることがある。そして、プリントキューを確認できる手段であるGoogle Cloud Printも2020年12月31日でサービスが終了する予定だ。そこでGoogleはそれに変わる機能をChrome OSに追加するよう取り組んでいるようだ。

 その証拠となるのが、Chrome OS固有の設定フラグ「chrome://flags」から、印刷管理アプリ(Print Management App)の項目が見つかったこと。現状ではまだ開発の初期段階だが、Chrome OSに足りていない印刷ジョブの管理を行う機能となっている。Cloud Printからも機能が強化され、先述したホスト側からのプリンタエラーの確認や印刷の中断なども行える仕様に変更されるようだ。加えて印刷だけではなく、スキャナーに接続し、写真やドキュメントを取り込むための機能を示唆する項目も確認できる。

 これらの機能がいつ正式リリースとなるのかは不明ではあるものの、遅くともCloud Printが終了する2020年内には用意されると考えられている(9to5GoogleEngadget日本版Slashdot)。

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