英ポンド週間見通し:下げ渋りか、米追加利下げでポンド売り抑制も

2020年3月14日 14:51

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記事提供元:フィスコ


*14:51JST 英ポンド週間見通し:下げ渋りか、米追加利下げでポンド売り抑制も
■下落、英中央銀行は0.50ポイントの緊急利下げ発表

先週のポンド・円は下落。英中央銀行は3月11日、0.50ポイントの緊急利下げを発表したことから、リスク回避のポンド売りが広がった。英国でも新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されており、ポンド・円は一時131円台前半まで下落した。ただ、米長期金利の反発を意識した米ドル買い・円売りが活発となったことから、対円レートの下げ幅はやや縮小した。取引レンジ:131円23銭−137円21銭。

■下げ渋りか、米追加利下げでポンド売り抑制も

今週のポンド・円は下げ渋りか。17-18日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げが予想されており、リスク回避的なポンド売り・米ドル買いが一層強まる可能性は低い。ただし、ドル・円相場に大きな動きがない場合、ポンド・円は132円近辺で下げ渋る可能性もあろう。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・17日:2月失業率(1月:3.4%)
・17日:1月期ILO失業率(12月期:3.8%)

予想レンジ:131円00銭−134円00銭《FA》

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