カナダ中銀緊急利下げ、追加利下げも示唆、新型肺炎への対応

2020年3月14日 03:38

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記事提供元:フィスコ


*03:38JST カナダ中銀緊急利下げ、追加利下げも示唆、新型肺炎への対応
カナダ中央銀行は緊急会合で、政策金利を0.5%引き下げ0.75%にする決定をした。カナダ中銀は今月4日の会合でも0.5%の利下げを決定したばかり。今月2回目の利下げとなる。また、流動性策も発表。さらに、一段の利下げの用意があるとした。

ポロズ総裁は「カナダ中銀は景気を支援するため必要であることを実施する準備がある」とした。

カナダはトルドー首相が大規模な財政策を発表するとしており、新型ウィルスの影響を受ける景気を支援するため先進7カ国(G7)各国で財政・金融刺激策が発表されている。

サプライズ利下げを受けてカナダドルは軟調に推移。ドル・カナダは1.3900カナダドルから1.3995カナダドルまで上昇。カナダ円は77円71銭から77円00銭へ下落した。

【金融政策】
カナダ中銀:政策金利を0.5%引き下げ0.75%に決定(従来1.25%)
「一段の利下げの用意」

ポロズ加中銀総裁「カナダ中銀は景気を支援するため必要であることを実施する準備」《KY》

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