日経平均寄与度ランキング(前引け)~ 日経平均は大幅に3日続落、連日で225銘柄全てが下げる

2020年3月13日 12:41

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記事提供元:フィスコ


*12:41JST 日経平均寄与度ランキング(前引け)~ 日経平均は大幅に3日続落、連日で225銘柄全てが下げる
13日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値下がりが225銘柄となり、全ての銘柄が下げる格好になった。

日経平均は大幅に3日続落。1478.49円安の17081.14円(出来高概算17億5000万株)で前場の取引を終えている。12日の米株式市場でNYダウは大幅続落し、終値で2352ドル安と過去最大の下げ幅を再び更新。下落率は10.0%と1987年のブラックマンデー以来の大きさとなった。トランプ大統領による前の晩の演説で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて欧州からの入国を30日間禁止する一方、具体的な財政支援策の発表がなかったため失望感が広がった。今週2度目の「サーキットブレーカー」が発動され、取引が一時停止される場面もあった。本日の東京市場でもリスク回避目的の売りが広がり、日経平均は376円安からスタートすると下げ幅を大きく拡大。前場中ごろには16690.60円(1869.03円安)まで下落し、2016年11月以来およそ3年4カ月ぶりに17000円を下回る場面があった。

値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東京エレクトロン<8035>となり、2銘柄で日経平均を約178円押し下げたほか、ソフトバンクG<9984>、KDDI<9433>、ファナック<6954>、テルモ<4543>、リクルートHD<6098>などがそれに続いた。値下がり寄与上位の銘柄は日経平均採用の値がさ株として、日経平均先物安に伴う裁定売りなど、需給面でのマイナスインパクトが強まる状況となっている。また、ソフトバンクGは、1億4500万株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合は7%)、5000億円を上限とする自社株買いを発表しており、下げ渋りの一因としては意識されているもよう。なお、値上がり銘柄は0となった。


*11:30現在


日経平均株価  17081.14(-1478.49)

値上がり銘柄数  0(寄与度+0.00)
値下がり銘柄数 225(寄与度-1478.49)
変わらず銘柄数  0

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 45790 -3060 -110.23
<8035> 東エレク 18240 -1885 -67.90
<9984> ソフトバンクG 3689 -275 -59.44
<9433> KDDI 2811.5 -240.5 -51.98
<6954> ファナック 14315 -1210 -43.59
<4543> テルモ 2956.5 -280.5 -40.42
<6098> リクルートHD 2696 -369 -39.88
<4519> 中外薬 9780 -970 -34.94
<6971> 京セラ 5660 -463 -33.36
<4063> 信越化 9425 -895 -32.24
<6367> ダイキン 11720 -815 -29.36
<4523> エーザイ 6590 -800 -28.82
<6762> TDK 8160 -790 -28.46
<8028> ファミマ 1749 -195 -28.10
<6857> アドバンテ 3910 -375 -27.02
<2413> エムスリー 2410 -294 -25.42
<7733> オリンパス 1626 -166 -23.92
<9735> セコム 7525 -575 -20.71
<9613> NTTデータ 1020 -109 -19.63
<4452> 花王 7241 -534 -19.24《AK》

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