マザーズ先物見通し:米国株の大幅反発などを背景に買い優勢か

2020年3月11日 08:50

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記事提供元:フィスコ


*08:50JST マザーズ先物見通し:米国株の大幅反発などを背景に買い優勢か
本日のマザーズ先物は、前日の米国株の大幅反発や円高一服など外部環境の落ち着きを受けて買いの動きが先行して始まるだろう。前日の米国市場は、大規模な景気対策への期待感から市場ムードが一変し、NYダウは1167ドル高と大幅に反発した.為替相場も1ドル=105円台前半へと円安が進み、コロナショックによる株安連鎖の流れは一旦止まっている。マザーズ市場は、主力の東証1部市場より下げが急だっただけに、市場では「買い戻しの動きが強まる可能性がある」との見方がされている。ただ、米景気対策の具体的な中身はまだ示されていないうえ、前日の上昇である程度期待感は織り込まれた面もあり、市場では「具体的な内容が判明すれば、一度手じまう動きになる可能性もある」との声も聞かれる。また新型肺炎の感染がいつ終息するかは依然として見通しづらいうえ、週末の特別清算指数(SQ)算出日を控えたポジション調整の売買も出ることも想定され、相場の不安定な動きは続きそうだ。上値のメドは690.0pt、下値のメドは660.0ptとする。《YN》

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