6日の中国本土市場概況:上海総合1.2%安で5日ぶり反落、金融セクターが安い

2020年3月6日 17:26

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記事提供元:フィスコ


*17:26JST 6日の中国本土市場概況:上海総合1.2%安で5日ぶり反落、金融セクターが安い
6日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比37.17ポイント(1.21%)安の 3034.51ポイントと5日ぶりに反落した(上海A株指数は1.20%安の3180.44ポイント)。

利益確定の売りに押される。上海総合指数は昨日まで4日続伸し、足元では約1カ月半ぶりの高値水準を回復していた。新型コロナウイルスの感染拡大による景気や企業業績の悪化で、前日の米株相場が急落したことも重しとなっている。世界経済の減速も警戒。欧州や米国など中国以外の主要経済国では、新型コロナウイルスの感染が拡大し、ヒトとモノの移動が制限されている。

セクター別では、セメントや建築建材、金融、環境、造船などの下げが目立った。セメント・建築建材株では福建水泥(6008026/SH)が6.7%安、青松建材化工(600425/SH)が4.5%安で引けた。金融株では興業銀行(601166/SH)が2.0%、招商銀行(600036/SH)が2.3%、中信銀行(601998/SH)が1.8%ずつ低下している。半面、化繊、紡織、紡績機械、医療機器などは買われた。

外貨建てB株相場も値下がり。上海B株指数が0.51ポイント(0.21%)安の243.05ポイント、深センB株指数が3.87ポイント(0.41%)安の942.62ポイントで終了した。

【亜州IR】《FA》

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