東京為替:ドル・円は下げ渋り、株価や金利に反応

2020年3月3日 17:20

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記事提供元:フィスコ


*17:20JST 東京為替:ドル・円は下げ渋り、株価や金利に反応

3日の東京市場でドル・円は下げ渋り。朝方の日本株高で108円54銭まで値を上げたが、米株式先物の下落でドル買いは縮小。また、それを受け日経平均株価が下げに転じ、21000円の大台割れへの警戒感から円買いが強まり、ドルは107円66銭まで弱含んだ。ただ、夕方にかけてドルは小幅に値を戻した。

・ユーロ・円は120円95銭まで上昇後、119円99銭まで値を下げた。
・ユーロ・ドルは1.1156ドルまで上昇したが、1.1115ドルまで弱含んだ。

・17時時点:ドル・円108円00-10銭、ユーロ・円120円10-20銭
・日経平均株価:始値21651.99円、高値21719.78円、安値21082.73円、終値21082.73円(前日比261.35円安)

【金融政策】
・豪準備銀行:政策金利を0.75%から0.50%に引き下げ

【要人発言】
・トランプ米大統領
「FRBは大幅に利下げするべき。パウエル議長は就任初日から間違えている」
・ルメール仏財務相
「ECB総裁との電話会談はポジティブな内容だった」
「ユーロ圏やG7レベルでの強固で協調した対応を求めている」
・モリソン豪首相
「中銀が利下げした場合、4大銀行も完全に金利を引き下げると予想」
「新型コロナウイルスの感染拡大なら、必要に応じて刺激策を実施」
・豪準備銀行(声明)
「コロナウイルスの発生で経済を支援するため利下げを決定」
「今後もウイルスの経済への影響を注視。さらに緩和の用意がある」

【経済指標】
・日・2月マネタリーベース:前年比+3.6%(1月:+2.9%)
・豪・10-12月期経常収支:+10億豪ドル(予想:+24億豪ドル、7-9月期:+79億豪ドル)
・スイス・10-12月期GDP:前年比+1.5%(予想:+1.3%、7-9月期:+1.1%)

【経済指標】
・日・10-12月期法人企業統計調査・全産業設備投資::-3.5%(前年比予想:-2.6%、7-9月期:+7.1%)
・中・2月財新製造業PMI:40.3(予想:46.0、1月:51.1)2%)《TY》

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