Airbnb、宿泊施設提供の大家に宿泊者監視する機器導入を推奨

2020年2月27日 08:33

小

中

大

印刷

記事提供元:スラド

 Anonymous Coward曰く、

 いわゆる「民泊」 の仲介サービスを手がけるAirbnbが、宿泊施設を提供する大家に対し騒音監視デバイスの購入を推奨しているという。「未承認のパーティーを防ぐため」とのことだが、これに対し宿泊者を密かに監視させる行為だとの批判が出ているようだ。

 この騒音監視デバイスは想定外の音量の騒音が発生すると大家に警告が届く仕組み。24時間年中無休で家を監視し、異常が発生したと思われる場合は住宅所有者に警告する。ただし、宿泊者のプライバシーを守るために音声は録音していないとしている。騒音監視デバイスには3種類があり、Airbnbは52ドルから265ドルという価格で提供しているという。

 そのうちの1つである「Minut」というデバイスでは、騒音監視だけでなく温度監視機能があり、体温で利用者の行動を監視できる。しかし、セキュリティ専門家のDaniel Cuthbert氏は「機器によって収集されたデータがどのように処理され、どこに送信されているのか分かりにくい。デバイスが提供する機能とプライバシーのバランスを取ることは非常に難しい」と懸念を表明している。

 デジタル権利を守る米国の組織「Fight for the Future」の副ディレクターEvan Greer氏は「生活のより広範な部分で監視が増加する傾向にある。たしかにMinutのような騒音監視や温度監視をするような機器は、監視カメラを自宅に置くよりは優れているだろう。しかし、それが本当に安全な社会につながるのかは分からない」と語っている(ForbesVICESlashdot)。

 スラドのコメントを読む | YROセクション | ビジネス | プライバシ

 関連ストーリー:
Airbnb、宿泊客の信頼性をAIで事前評価する特許を申請 2020年01月09日
Airbnbが五輪公式スポンサーに、批判も 2019年11月20日
米国でも中国式社会信用システムのようなものがテック企業によって構築されつつある 2019年09月05日
スマホで開錠できるスマートロック、配信されたアップデートに不具合があり開錠不能に 2017年08月18日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード民泊Airbnb

広告

財経アクセスランキング