英ポンド週間見通し:もみ合いか、通商交渉を巡る英国の強硬姿勢を懸念

2020年2月8日 14:52

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記事提供元:フィスコ


*14:52JST 英ポンド週間見通し:もみ合いか、通商交渉を巡る英国の強硬姿勢を懸念
■軟調推移、EUとの交渉難航との見方でポンド売り

先週のポンド・円は軟調推移。英国と欧州連合(EU)の将来関係を巡る交渉は難航するとの見方が広がり、リスク回避のポンド売りが優勢となった。欧米株高を意識してポンド・円は一時143円台に戻したが、リスク回避のポンド売り・円買いが増えたことで対円レートは反落した。取引レンジ:141円17銭−143円65銭。

■もみ合いか、通商交渉を巡る英国の強硬姿勢を懸念

今週のポンド・円はもみ合いか。中国の新型コロナウイルスの感染拡大への懸念は消えていないが、英国でのワクチン開発に対する期待は高い。ただし、英国は欧州連合(EU)との通商交渉に向け強硬姿勢を示しており、リスク選好的なポンド買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・11日:10-12月期国内総生産(7-9月期:前年比+1.1%)
・11日:12月鉱工業生産(11月:前月比-1.2%)
・11日:12月商品貿易収支(11月:-52.56億ポンド)

予想レンジ:140円00銭−143円00銭《FA》

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