ムサシ 3Q増収・大幅増益、選挙システム機材が好調に推移

2020年2月5日 13:16

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記事提供元:フィスコ


*13:16JST ムサシ---3Q増収・大幅増益、選挙システム機材が好調に推移
ムサシ<7521>は4日、2020年3月期第3四半期(19年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.9%増の283.61億円、営業利益が11.55億円(前年同期は0.39億円の損失)、経常利益が11.98億円(同0.25億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純利益が9.27億円(同0.14億円の損失)と増収・大幅増益の結果となった。

選挙システム機材は、20年4月の統一地方選挙や同年7月の参議院選挙などの大型選挙に加え、第3四半期でも全国の地方選挙向けに、投票用紙交付機の新製品をはじめ投票用紙読取分類機などの機器や投開票管理システムの販売が好調に推移した。

情報・産業システム機材は、スキャナー等の電子化機器の販売が好調だったほか、工業用検査機材や業務用ろ過フィルターの販売も概ね順調だった。また、文書のデジタル化事業についても、官公庁、民間企業からの受注とも順調に推移した。

一方で、印刷システム機材は、印刷材料の販売は概ね順調だったが、印刷機器の販売が若干低調に推移。金融汎用システム機材は、金融機関向け貨幣処理機器の販売が低迷し、セキュリティ機器の販売に商談遅延の影響があった。紙・紙加工品は、医薬品向け紙器用板紙の販売は伸長したものの、印刷用紙の販売が低調だった。

2020年3月期通期の連結業績については、情報システム機材や印刷システム機材には第4四半期に年度末需要を見込んでいる。また、選挙システム機材についても引き続き地方選挙向けに機材販売が好調に推移する見通しで直近の予想を据え置いている。

通期の連結業績予想は、売上高が前期比2.7%増の381.37億円、営業利益が同348.2%増の13.75億円、経常利益が同267.6%増の14.23億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同470.9%増の10.48億円。

また、ムサシは同日、自己株式の買い付けを発表し、2月5日に6万株を取得したことを発表した。《SF》

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