【配当特集】インフォコムは電子コミックとヘルスケアが好調で連続最高益更新・連続増配予定

2020年1月27日 13:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【利益還元に積極的な「魅力ある企業」(配当)】

 インフォコム<4348>(東1)は、医療・企業・公共機関向けにシステム構築やパッケージ製品を提供するITサービスと、一般消費者向けに電子コミック配信サービス等を提供するネットビジネスを展開している。また、新規事業創出を見据えた取り組み、AI/IoTをはじめとする新規技術の研究を実施している。

 ITサービスでは、医薬医療機関向けの自社開発製品・サービスをはじめとして、IoTを活用した介護領域向けITソリューションや、大手企業などから受注を受けて情報システムを受託開発・運用するシステムインテグレーションと、企業や公共機関向けの自社開発パッケージおよびクラウドサービスの販売・運用を行っている。

 ネットビジネスでは、国内最大級の電子コミック配信サービス「めちゃコミック」を運営している。

 新規事業創出では、ベンチャー投資、M&A、海外事業等を通じた新規事業創出の取り組みのほか、事業展開へ向けた新規技術の探索・評価・検証を実施している。

 今20年3月期第2四半期業績実績は、売上高276億7900万円(前年同期比19.7%増)、営業利益38億6300万円(同48.8%増)、経常利益38億7600万円(同48.1%増)、純利益25億7500万円(同37.2%増)に着地。ITサービスでは、病院・企業向けが好調に推移した。ネットビジネスで、電子コミック配信サービスが好調に推移し、業績に大きく貢献している。

 今20年3月期業績予想は、売上高585億円(前期比13.1%増)に増額、営業利益82億円(同19.0%増)、経常利益82億円(同19.3%増)、純利益55億円(同15.0%増)の連続最高益更新を見込む。年間配当予想は、配当性向28.8%と、31円(第2四半期末10円、期末21円)の4円増配を予定している。

 また、2019年9月30日現在の同社株主名簿に記載された株主のうち、1単元(100株)以上保有している株主を対象として、株主優待を実施している。同社株式の保有株数と保有年数に応じて株主優待ポイントを贈呈。株主優待ポイントは、同社が選定した優待商品などと交換できる。

 株価は、4月19日につけた昨年来の安値1647円を底に1月24日高値2987円と買われ連日の昨年来高値更新と上値を伸ばしている。電子コミックとヘルスケアの好調を受け、昨年10月30日に通期業績予想を上方修正し、連続最高益上乗せ見通し。1月30日発表が予定される今20年3月期第3四半期決算も好調と見られる。連続増配を予定しており、右肩上がりの相場が続く可能性が高い。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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