Kudanは底値圏、20年9月期大幅増益予想

2020年1月9日 09:35

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 Kudan<4425>(東マ)はAP(人工知覚)関連のソフトウェアを提供している。20年3月期大幅増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は反発力の鈍い展開だが、高値から3分の1水準でほぼ底値圏だろう。

■AP(人工知覚)関連ソフトウェアを提供

 人間の「眼」と同様に機械に高度な視覚的能力を与えるAP(人工知覚)の基幹技術を、ハードウェアに組み込むためのソフトウェア「KudanSLAM」を提供している。ライセンス収入が収益柱である。関連技術であるAIやIoTとの技術統合など、APの技術応用やSLAM関連ソリューションを推進している。

■20年3月期大幅増益予想

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比72.8%増の6億50百万円で、営業利益が73.8%増の2億13百万円、経常利益が2.1倍の2億13百万円、純利益が2.1倍の2億13百万円としている。

 第2四半期累計は売上高が1億98百万円、営業利益が3百万円だった。前年同期比大幅減収減益で進捗率も低水準だったが、案件の大型化や長期化の影響で売上が年度末に集中する見込みとしている。通期ベースで収益拡大を期待したい。

■株価は底値圏

 株価は反発力の鈍い展開だが、高値から3分の1水準でほぼ底値圏だろう。1月8日の終値は8290円、時価総額は約587億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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