日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は大幅続落、ファーストリテとソフトバンクGの2銘柄で約95円押し下げ

2020年1月6日 12:30

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記事提供元:フィスコ


*12:30JST 日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は大幅続落、ファーストリテとソフトバンクGの2銘柄で約95円押し下げ
6日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり9銘柄、値下がり215銘柄、変わらず1銘柄となった。

日経平均は大幅続落。483.27円安の23173.35円(出来高概算5億9000万株)で前場の取引を終えた。イラン革命防衛隊の精鋭組織「コッズ部隊」のカセム・ソレイマニ司令官が米軍の空爆で死亡したことを受けて、中東情勢の緊張が警戒される中、幅広い銘柄に売りが先行した。シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップスタートとなった日経平均は、寄り付き直後に付けた23365.36円を高値に下げ幅を拡大させており、前引け間際には23148.53円と、下落幅が500円を超える局面もみられた。

値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984>となり、2銘柄で日経平均を約95円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは川崎汽船<9107>で5.26%安、同2位は商船三井<9104>で4.83%安だった。相対的に景気敏感系の銘柄が弱い値動きとなっている他、中東情勢の緊迫化で燃料や運航への懸念なども重しとなっているようだ。

一方、値上がり寄与トップはJフロント<3086>、同2位は出光興産<5019>となり、2銘柄で日経平均を約2円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップもJフロントで4.44%高、同2位は国際帝石<1605>で2.95%高だった。米軍によるイランのソレイマニ司令官殺害を受けた中東情勢の緊迫化を背景に原油相場が上昇、今後の原油需給ひっ迫も想定される形になっており、国際帝石の他、出光興産、JXTG<5020>などエネルギー関連は強い値動きに。


*11:30現在

日経平均株価  23173.35(-483.27)

値上がり銘柄数  9(寄与度+3.64)
値下がり銘柄数 215(寄与度-486.91)
変わらず銘柄数  1

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<3086> Jフロント 1598 68 +1.22
<5019> 出光興産 3090 60 +0.86
<5020> JXTGHD 512 14.1 +0.51
<1605> 国際帝石 1170 33.5 +0.48
<6701> NEC 4570 50 +0.18
<8252> 丸井G 2672 4 +0.14
<8801> 三井不 2675.5 3.5 +0.13
<8804> 東建物 1714 5 +0.09
<8802> 菱地所 2090 0.5 +0.02

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 63300 -1700 -61.24
<9984> ソフトバンクG 4599 -157 -33.93
<8035> 東エレク 23360 -565 -20.35
<4543> テルモ 3751 -134 -19.31
<6367> ダイキン 15025 -425 -15.31
<6954> ファナック 19910 -420 -15.13
<8028> ファミリーマート 2544 -81 -11.67
<6762> TDK 12080 -310 -11.17
<4063> 信越化 11785 -275 -9.91
<6857> アドバンテ 6030 -130 -9.37
<6971> 京セラ 7352 -128 -9.22
<4503> アステラス薬 1821 -49 -8.83
<4568> 第一三共 7008 -220 -7.93
<2801> キッコーマン 5150 -220 -7.93
<9433> KDDI 3219 -34 -7.35
<4523> エーザイ 8011 -193 -6.95
<9735> セコム 9593 -184 -6.63
<7267> ホンダ 3008 -91 -6.56
<7832> バンナムHD 6449 -182 -6.56
<6645> オムロン 6240 -180 -6.48《CN》

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