マザーズ指数は5日ぶりに反落、バイオ株の下げが重しに、物色は直近IPOへ/マザーズ市況

2019年12月30日 15:58

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記事提供元:フィスコ


*15:58JST マザーズ指数は5日ぶりに反落、バイオ株の下げが重しに、物色は直近IPOへ
 本日のマザーズ指数は5日ぶりに反落となった。大納会で市場参加者も限られるなか、マザーズ指数は売りが先行して取引を開始すると、一時894.49ptまで下落。ただ、日経平均同様に売り一巡後は狭いレンジでのもみ合いとなり、こう着感が強まった。なお、マザーズ指数は5日ぶりに反落、売買代金は概算で1163.61億円。騰落数は、値上がり115銘柄、値下がり193銘柄、変わらず7銘柄となった。
 個別では、JTOWER<4485>がマザーズ売買代金トップにランクイン。マクアケ<4479>やウィルズ<4482>など利食いに押された銘柄もあったが、ランサーズ<4484>、スポーツフィールド<7080>、スペースマーケット<4487>、フリー<4478>、ALiNK<7077>、HPCシステムズ<6597>など直近IPO銘柄の一角は引き続き物色が盛んだった。その他、「ミトラスフィア-MITRASPHERE-」の台湾・香港・マカオ向け配信が1月上旬に決定したバンク・オブ・イノベーション<4393>、中村超硬<6166>などが買われた。一方、NC-6004開発プログラムの1つである膵がんを対象とした第3相試験に基づく承認申請をしないと発表し18%安と急落したナノキャリア<4571>を筆頭にそーせい<4565>、GNI<2160>、アンジェス<4563>などバイオ株の下げが目立った。その他、4%安となったサイバーダイン<7779>の下げも指数に影響した。《FA》

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