中村超硬は債務超過解消に向けて固定資産売却

2019年12月27日 09:02

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 中村超硬<6166>(東マ)は債務超過のため、上場廃止に係る猶予期間(19年4月1日~20年3月31日)入り銘柄となっている。20年3月期末における債務超過解消に向けて、ダイヤモンドワイヤ生産事業撤退、固定資産売却、新株予約権行使などの対策を進めている。株価は下値を切り上げている。

■債務超過解消にむけて固定資産売却

 電子材料スライス周辺事業、特殊精密機器事業、化学繊維用紡糸ノズル事業を展開している。

 19年3月期に債務超過となり、継続企業の前提に疑義注記が付されている。そして上場廃止に係る猶予期間(19年4月1日~20年3月31日)入り銘柄となっている。20年3月期末における債務超過解消に向けて、ダイヤモンドワイヤ生産事業からの撤退と希望退職者募集、固定資産売却(12月17日に和泉工場譲渡正式契約を発表)、新株予約権行使などの対策を進めている。

■株価は下値切り上げ

 株価は10月後半に動意づく場面があった。その後反落したが、10月の安値から下値を切り上げている。12月26日の終値は1000円、時価総額は約85億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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