今日の為替市場ポイント:米中通商協議のさらなる進展への期待でドル売り抑制も

2019年12月23日 08:38

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記事提供元:フィスコ


*08:38JST 今日の為替市場ポイント:米中通商協議のさらなる進展への期待でドル売り抑制も
20日のドル・円相場は、東京市場では109円40銭から109円26銭まで下落。欧米市場でドルは109円29銭まで下げた後に109円53銭まで反発し、109円46銭で取引を終えた。

本日23日のドル・円は109円台で推移か。米中通商協議のさらなる進展への期待は残されており、目先的にリスク回避的なドル売りは抑制される見通し。

今週24−26日の欧米市場はクリスマス休場となるため、主要通貨の為替取引は閑散となりそうだが、本日発表される米経済指標が市場予想に沿った内容だった場合、リスク回避の円買いは縮小するとの見方が多い。2020年に向けて米中通商協議のさらなる進展が期待されていることも、ドル・円相場に対する支援材料になるとみられている。

また、国際貿易環境の改善を見込んで、豪ドル、NZドル、カナダドル、一部の新興国通貨などが対ドルでやや強い動きを見せる可能性があるため、市場関係者の間からは「目先的にクロス円レートはやや上昇する可能性があり、この影響でドル・円の取引でもドル買いがやや優勢となる可能性がある」との声が聞かれている。《CS》

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